スターリングエンジンを自分で作ってみよう

スターリングエンジンの模型キット

 

スターリングエンジンを全て自作するのが難しいという人には模型キットが販売されているので、そちらからチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

 

「お湯で動くスターリングエンジン模型キット」がコンセプトプラス㈱から\6,300(本体価格\6,000、送料込み)は、JAXA(宇宙航空研究開発機構)の研究成果を基に作成されている本格派で、アカデミック版もあります。

 

この当キットは松下電器のWebマガジン「isM(イズム)」にも記載され、更にはNHK教育テレビのスターリングエンジンの説明でも使用されています。(高校講座・理科総合 『エネルギー資源を知ろう』)

 

特徴はピストンの直線運動を直接利用した高効率フリーピストンエンジンということで、温度差による気体の膨張・収縮により作動し、あらゆる熱源に対応が可能です。

 

シンプル構造で組み立ても簡単ですから、誰でも原理が理解しやすいと思います。一般のスターリングエンジンは、クランク機構を用いた物が多く、ピストンの直線運動を回転運動に変換していますが、このキットではクランク機構ではなく、ピストンの直線運動を直接利用しています。

 

従って構造が簡単になっていて、うまく調整すればカップ一杯のお湯だけで、約1時間作動することができるそうです。サイズは本体が幅47mm×奥行き32mm×高さ80mm(重さ87g)、アダプターが幅80mm×奥行き80mm×高さ5mm(重さ12g)というコンパクトさですから、置き場に困ることもありません。