スターリングエンジンを自分で作ってみよう

NPO日本スターリングエンジン普及協会

NPO日本スターリングエンジン普及協会のWEBサイト

 

エコロジーの観点からコジェネレーション用として実用化の検討が始まっているスターリングエンジンですが、こうした開発を進めている「NPO:日本スターリングエンジン普及協会」という団体もあります。

 

ここでは「バイオマス発電を可能とするエンジンの技術開発」を提唱しています。バイオマスとは家畜排せつ物や生ゴミ、木くずなどの動植物から生まれた再生可能な有機性資源のことです。

 

「再生エネルギー特別措置法」という、電気事業者による再生可能エネルギー電気の調達に関する特別措置法が成立して、日本でも再生エネルギー導入の法的環境ができたのですが、この法律の適用対象となる再生可能エネルギーは太陽光発電、風力発電、地熱発電が先行して、実績の少ないバイオマス発電は出遅れていました。

 

「NEDO:再生エネルギー白書」で、太陽光発電と風力発電は具体的技術のロードマップがあるのに、バイオマスはバイオマスエネルギー生成技術の方に重点が置かれ、新しいバイオマス発電技術についても言及がありません。

 

例えば木質バイオマスをエネルギー源とする発電技術では、バイオマスの壁となる障害があるのがその理由のようです。しかしそれ故にその開発には既存の技術にとらわれない取り組み方や考え方 が必要になるのではないでしょうか。

 

こうして日本スリングエンジン普及協会では、スターリングエンジンの改良・普及・啓蒙に努めているわけで、スターリングエンジンで「加熱器と冷却器をエンジン本体から分離」し、その限界を取り除くことにも成功しています。こうしたことから再びスターリングエンジンに注目が集まろうとしています。