空き缶でスターリングエンジンを作る
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ではいよいよスターリングエンジンを自分で作ってみようではありませんか。ここでは空き缶を使ってスターリングエンジンを作ります。これはロウソクの炎の熱で動くエンジンで、材料は空き缶やゴム風船など手軽なものを利用するので、誰でも作ることができます。
実際に準備する材料としては、空き缶（２００ｍｌ）、木材（厚さ１０ｍｍ）、バルサ材（厚さ１０ｍｍ）、針金（直径１．５ｍｍ）、釣り糸、ゴム風船、割りばし、画びょう、クリップ、粘土、ボール紙、ロウソク、釘、輪ゴムとなり、工作に必要な工具はペンチ、ハサミ、ノコギリ、キリ、木工用ボンド、両面テープ、瞬間接着剤、潤滑油となります。
空き缶スターリングエンジンは実に簡単な構造で、空き缶のシリンダー、木材で構成したフレーム、針金を曲げて作るクランクシャフト、ゴム風船のダイヤフラムなどで、バルサ材のピストンは釣り糸でクランクシャフトとつなげて往復運動をします。
木材は厚さ１ｃｍに切り出してクランクシャフトが通る穴を少し大きめに開けます。ピストンは丸く切ったバルサ材を重ねて木工用ボンドで接着すればOKで、ピストンの中心に瞬間接着剤で釣り糸を接着します。
ダイヤフラムはゴム風船を使い、ボール紙を貼って補強し、中心に針で釣り糸が通る穴を開ければOKです。
コンロッドは割りばしで作ります。クランクシャフトが通る穴は少し大きめにして、次は針金を曲げてクランクシャフトを作ります。 切り出したフレームを組み立てる時は、クランクシャフトが無理なく回ることを確認します。
木製ピストンは接着した釣り糸をダイヤフラムの穴に通して、クランクシャフトのクリップに仮止めします。空き缶は上面を切り取ってフレームにしっかり固定し、ダイヤフラムを空き缶にかぶせて輪ゴムで固定します。
木製ピストンは空き缶の上下面に当たらないよう釣り糸の長さを調整し、最後にダイヤフラムの穴に潤滑油を１滴たらして空気の漏れを防いだら完成となります。
これを動かすには空き缶の下面をロウソクであぶればOKで、十分に暖まったらおもりを回してください。ゆっくり動き続けるはずです。